【SDGs】中国でオイルスラッジ処理事業化(JFEエンジニアリング)
JFEエンジニアリング株式会社が東京センチュリー株式会社、北京和栄工程技術有限公司(中国 北京市)と合弁会社を設立し、2021年から中国でオイルスラッジ処理事業を行う。中国国内でのオイルスラッジ処理技術の事業性を評価し、将来的に東南アジアへの展開も視野に入れる。今回はJFEエンジニアリング社の環境ビジネスに関する情報を提供します。
目次
詳細情報
JFEエンジニアリング株式会社が東京センチュリー株式会社、北京和栄工程技術有限公司(中国 北京市)と合弁会社を設立し、2021年から中国でオイルスラッジ処理事業を行う。合弁会社の名称は北京和栄富盛環保科技有限公司で、2021年2月に登記する予定。出資比はJFEエンジニアリング社が17%、東京センチュリー社が17%、北京和栄工程技術社が66%となる。北京和栄富盛環保科技有限公司の事業スキームは顧客企業の製油所、油井などの敷地内に減容化設備、分離化設備を建設し、顧客からオイルスラッジを受け入れる。受け入れたオイルスラッジを処理し、分離したオイルは顧客に還元、水や固形物は無害化して処分する。減容率80%を目標とし、3年間で10カ所程度の受託処理を目指す。
オイルスラッジとは
オイルスラッジは製油所や油井に置かれる原油タンクの底に溜まる沈殿物で、成分は原油に含まれるアスファルテン分、ワックス分、水分、砂、さびなどである。中国国内ではオイルスラッジは埋立や焼却処理されていた。しかしながら、土壌汚染や二酸化炭素排出の観点から2014年に環境保護法が改正され、適切なオイルスラッジ処理が要求されている。
技術評価
【新規性】
★☆☆☆☆
【経済への影響度】
★★☆☆☆
【SDGs貢献度】
★★★☆☆
【実現性】
★★★★★
【投資対象度】
★★★☆☆
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外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社 HP
東京センチュリー株式会社 HP
https://www.tokyocentury.co.jp/jp/
北京和栄工程技術有限公司 HP
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