三菱ケミカル「デュラビオ」に注力
三菱ケミカルはバイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」の新グレードの開発を発表した。
「デュラビオ」は再生可能な植物由来原料となる「イソソルバイト」をモノマーとして合成されたバイオエンプラの1つ。
バイオマス由来のエンジニアリングプラスチックのパイオニアとして注目されており、サスティナブル社会への素材提供にいち早く目をつけた三菱ケミカルの環境対応製品の代表である。
従来の石油由来プラスチックのポリカーボネートやアクリル等が有している光学特性を持つ特徴がある。
デュラビオの特徴
>耐久性に優れる
>表面特性が高い
>低揮発性有機化合物性(VOC)
>低複屈折性
>高耐候性
デュラビオのメイン市場
>自動車部品
>ディスプレイ
>LED部材
上記特徴から照明セードへの採用が増加しているようだ。
透明性に優れるガラスがライバル商品となるが
破損時の飛散の危険性があるため、デュラビオが優れている。
生分解性は有していないものの、バイオマス由来のプラスチックとしては非常に興味 深く、今後幅広い採用が見込まれる。