エコビジネスデータバンク

バイオマスプラスチック、生分解性プラスチックを中心にエコマテリアル技術、開発動向を取り纏めた情報サイト。「バイオポリエチレン」「ポリ乳酸」「PHBH」などの注目素材を始めとし「紙製バリア材料」「リサイクル技術」等幅広い環境ビジネスの最新情報を届けます。

最新情報

【SDGs】次世代バイオ燃料でトライアル運航(商船三井、ユーグレナ)

株式会社商船三井と株式会社ユーグレナが次世代バイオ燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」による船舶のトライアル運航を実施した。次世代バイオ燃料を使用することで温室効果ガス(GHG)ゼロエミッションを目指す。今回は商船三井社とユーグレナ社の…

【石油化学】シンガポールにプロパン脱水素設備建設へ(住友化学)

住友化学株式会社がシンガポールの石油化学コンプレックス内にプロパン脱水素(PDH)設備の建設計画を発表した。副生した水素と工場から排出される二酸化炭素からメタノールを製造することで、石油化学コンプレックスの経済性向上と環境負荷低減を同時に…

ポリプレックス 再生PET工場新設 米国FDA認証取得の高品質再生PET供給体制強化

ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム大手のポリプレックス社が再生PETを手掛けるリサイクルプラスチックの第2工場の新設を発表した。ポリプレックス社は再生PET樹脂の生産能力を1.8倍まで拡大し、米国FDAからの認証を取得した高品質…

ポリ乳酸(PLA)の耐熱性、透明性を改善する改質剤「TRIBIO」事業化へ(第一工業製薬)

第一工業製薬株式会社がポリ乳酸容器に耐熱性、透明性などを付与するプラスチック改質剤「TRIBIO」の事業化に取り組むことを発表した。ポリ乳酸が抱える耐熱性、耐衝撃性、透明性を改善する新たな改質剤として注目されている。今回は第一工業製薬社の改質剤…

二酸化炭素を原料としたリチウムイオン電池向け電解液原料に関するライセンス事業を強化(旭化成)

旭化成株式会社がリチウムイオン2次電池向け電解液原料に関するライセンス事業を開始すると発表した。二酸化炭素を原料とする環境配慮型技術を強みに受注獲得を目指す。今回は旭化成のライセンス事業に関する詳細な情報を提供します。 リチウムイオン2次電…

PETリサイクルで協業(ウツミリサイクルシステムズ&三菱商事)

ウツミリサイクルシステムズ株式会社と三菱商事株式会社がPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂のマテリアルリサイクル事業で協業することを発表した。使用済みPETボトルから新たな飲料用PETボトルを製造する新工場を2021年半ばまでに稼働させる…

【SDGs】中国でオイルスラッジ処理事業化(JFEエンジニアリング)

JFEエンジニアリング株式会社が東京センチュリー株式会社、北京和栄工程技術有限公司(中国 北京市)と合弁会社を設立し、2021年から中国でオイルスラッジ処理事業を行う。中国国内でのオイルスラッジ処理技術の事業性を評価し、将来的に東南アジアへの…

【サスティナブル】再生発砲ポリプロピレン原料を欧州市場へ投入(JSP)

株式会社JSPが発砲ポリプロピレン(略称:EPP)ビーズの環境対応を加速し、欧州市場へリサイクル原料を使用した2製品「ARPRO RE」「ARPRO Ocean」を投入した。JSP社は市場動向を見極め、リサイクルグレードの他地域での展開を検討する。今回はJSP社…

欧州のプラスチックリサイクル率に関する最新情報(2021年2月現在)

欧州プラスチック製品工業会が最新の廃プラスチック処理割合を発表した。今回は廃プラスチック処理に関する最新情報を提供します。 【エコビジネスデータバンク】最新の欧州リサイクル率情報 目次 詳細情報 情報内容評価 関連記事 カーボンリサイクル技術情…

トリニダード・トバゴで100万トン規模のメタノール製造工場稼働(三菱ガス化学、三菱重工エンジニアリング、三菱商事)

トリニダード・トバゴで三菱ガス化学株式会社、三菱重工エンジニアリング株式会社、三菱商事株式会社が共同で出資するメタノールの新工場が商業運転を開始すると発表した。次世代エネルギーとして注目される水素の運搬手段などにも使用されるメタノールはSDG…

住友化学 ケミカルリサイクルに注力(3つのプロジェクト始動)

住友化学株式会社は「環境負荷低減」を全社の最重要課題の一つに掲げ、新たに研究グループを設立した。特にケミカルリサイクルに注力し、3つのプロジェクトが始動した。今回は住友化学社のケミカルリサイクルプロジェクトについて詳細な情報を提供します。 …

牛のげっぷ由来のメタンガス発生を減少させる飼料用添加剤(DSM)

DSM社が牛が吐き出すメタンガスを減らす飼料用添加剤の開発を発表した。実証試験ではメタンガス排出量を最大で80%削減出来ることが確認されており、地球温暖化問題の解決策の一つとなり得る。今回はDSM社の開発した飼料用添加剤の開発について詳細…

【脱石油プラ】二酸化炭素原料のエチレン合成法研究(ブラスケム)

Bio-PE(バイオポリエチレン)の製造メーカーとして有名なBraskem S. A.(ブラスケム)社が二酸化炭素を原料としたエチレン生産手法の開発を発表した。今回はブラスケム社の挑む新たな環境対応エチレン合成に関する詳細な情報を提供します。 二酸化炭素を原…

【エコビジ】バイオプラ市場拡大予測

海洋プラスチックごみ問題、持続可能な開発目標(SDGs)の浸透、サーキュラーエコノーミーへの転換を背景にバイオプラスチック市場が拡大している。2021年以降も堅調な成長が予測されている。今回はバイオプラスチックの分類や種類、バイオプラスチック市場…

【ムーンショット】スイッチ機能を有する海洋分解性プラスチック(群馬大)

群馬大学の粕谷健一教授らの研究グループが塩分、pH、電位、摩耗、温度、圧力によって海洋分解のスイッチが起動する仕組みを組み込んだ新規な海洋分解性プラスチックの開発を開始する。この開発は内閣府が定めるムーンショット型研究開発制度「生分解のタ…

【ムーンショット】スイッチ機能を有する海洋分解性プラスチック(北陸先端大)

北陸先端科学技術大学院大学の金子達雄教授らの研究グループが光触媒を用いて分解性を制御する海洋分解性プラスチックの開発を開始する。この開発は内閣府が定めるムーンショット型研究開発制度「生分解のタイミングやスピードをコントロールする海洋生分解…

【SDGs】東洋紡 2050年までにバイオマスプラスチック比率100%へ

東洋紡株式会社が自社フィルム製品のバイオマス化を発表した。2050年までにバイオマスプラスチック含有製品比率を100%とする方針だ。今回は製品のバイオマス化に関して詳細な情報を提供します。 【エコビジネスデータバンク】東洋紡 自社フィルム製品バイオ…

【技術革新】安価なセルロースナノファイバー供給へ(東亜合成)

東亞合成株式会社が二酸化炭素の負荷が少なくセルロースナノファイバーを低コスト化する技術を発表した。セルロースナノファイバーの低コスト化が実現出来れば、セルロースナノファイバーの実用化が進すむ可能性が高い。今回は東亞合成株式会社の新規技術に…

【天然素材】天然由来原料を用いた化粧品処方紹介(池田物産)

池田物産株式会社が天然由来原料を用いた化粧品のテクニカルセッションを開催した。世界で注目されている「オーガニックコスメ」に対応する製品の拡販に注力する。 【エコビジネスデータバンク】オーガニックコスメ向け天然由来材料供給強化 池田物産 目次 …

【サスティナブル】王子HDバイオマスプラスチック開発プロジェクト

王子ホールディングスがサスティナブル調達を活かしたバイオマスプラスチック開発事業に取り組む。このパルプ由来プラスチックの開発事業が環境省委託事業に採択された。今回はこの開発プロジェクトを詳細にご説明します。 【エコビジネスデータバンク】王子…

【ESG企業紹介】第4回 住友商事株式会社 (プラスチック環境対策推進タスクフォース立ち上げ)

二酸化炭素削減、廃棄プラスチック問題、海洋プラスチック問題の解決に取り組む日本の企業を紹介する企画の第4回目は環境対応ビジネスを強化し、プラスチック環境対策推進タスクフォースを立ち上げた住友商事株式会社を紹介したいと思います。 【環境ビジネ…

【NEDO】セメント製造工程でカーボンリサイクル技術確立へ

経済産業省はセメント製造工程の二酸化炭素再資源化(カーボンリサイクル)技術の開発に着手する。技術開発は新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称:NEDO)の交付金事業としてプロジェクトを実施。 【環境ビジネスデータバンク】セメント製造工程でカー…

【新規技術】低エネルギーでアンモニア合成(東京工業大学)

東京工業大学科学技術創成研究院の原亨和教授、元素戦略研究センター長の細野秀雄栄誉教授らは50 ℃という低温条件下で水素と窒素からアンモニアを合成可能な新規金属触媒(Ru/CaFH)の開発に成功した。低温での反応が可能になったことで自然エネルギー用いた…

【環境問題】生分解性プラでレジ袋(凸版印刷、GSIクレオス)

凸版印刷株式会社とGSIクレオス株式会社が共同で生分解性プラスチックを用いたレジ袋の開発を発表した。上記レジ袋の販売を開始しており、環境対応製品として成長させていく予定だ。今回は凸版印刷社とGSIクレオス社との取り組みを詳細にご紹介します。 【環…

【ESG企業情報】第2回 東京産業株式会社(二酸化炭素削減レジ袋)

二酸化炭素削減、廃棄プラスチック問題、海洋プラスチック問題の解決に取り組む日本の企業を紹介する企画の第2回目は環境負荷が少ない包装資材(レジ袋等)の市場開拓を強化する東京産業株式会社を紹介したいと思います。 【環境ビジネスデータバンク】ESG企…

【環境問題】ヘンケル リサイクル性評価ソフトウェアを公開

ヘンケル社がプラスチックパッケージのリサイクル性を評価するソフトウェアを公開した。リサイクル性の高いプラスチックパッケージの開発につなげ、循環型経済(サーキュラーエコノミー)への貢献が期待される。 【環境ビジネスデータバンク】ヘンケル リサ…

【環境問題】CLOMAが海洋プラスチックごみ問題に具体的な行動計画発表

「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(略称:CLOMA)が海洋プラスチックごみ問題(マイクロプラスチック)解決にむけた行動計画を発表した。2050年までにプラスチック製品を100%リサイクルするためのロードマップを策定した。 【環境ビジネ…

【環境問題】発電所の二酸化炭素削減へ(トクヤマ)

環境問題解決のため、トクヤマが二酸化炭素削減に乗り出した。トクヤマはバイオマス(木質ペレット)と石炭との混焼発電設備を新たに導入し、二酸化炭素削減を行う。火力発電の二酸化炭素排出量を考慮すると、今回のバイオマス混焼発電設備の導入が与える環…

【SDGs】PETボトルリサイクル会社設立(協栄J&T環境)

プラスチックごみ問題を解決するため、PETボトルリサイクル会社が新たに設立した。ボトル・ツー・ボトルのリサイクル技術に期待する。 【環境ビジネスデータバンク】PETボトルリサイクル 目次 概要 新会社設立の背景 技術内容評価 関連記事 廃棄プラスチック…

【SDGs】化粧品向け植物由来原料供給へ(GSIクレオス)

生分解性樹脂「マタビー」の輸入代理店であるGSIクレオス社がSDGsの達成に貢献する新たな植物由来化粧品原料の供給を開始した。 NASAが注目する植物由来化粧品原料 GSIクレオス社はフランスのバイオテックマリン社の「セルトゾーム」から海洋植物(マリンプ…