エコビジネスデータバンク

バイオマスプラスチック、生分解性プラスチックを中心にエコマテリアル技術、開発動向を取り纏めた情報サイト。「バイオポリエチレン」「ポリ乳酸」「PHBH」などの注目素材を始めとし「紙製バリア材料」「リサイクル技術」等幅広い環境ビジネスの最新情報を届けます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

【脱石油プラ】環境配慮型素材強化(東洋紡STC株式会社)

東洋紡STC株式会社が環境配慮型素材事業を強化する。エコ需要、脱石油プラ需要向けにバイオマス由来素材や生分解性プラスチックの開発を進めている。 【エコビジネスデータバンク】注目素材「エコールクラブ バイオ」「D-earth」 目次 東洋紡STC株式会…

【脱プラ】紙製バリア素材強化(日本製紙)

日本製紙株式会社は紙製バリア素材「SHIELDPLUS(シールドプラス)」の営業強化を行う。営業本部に事業推進室を設置することで営業体制を整備し、紙製バリア性素材供給による「脱プラ」に貢献する。 【エコビジネスデータバンク】紙製バリア素材(日本製紙株…

【天然素材】天然由来原料を用いた化粧品処方紹介(池田物産)

池田物産株式会社が天然由来原料を用いた化粧品のテクニカルセッションを開催した。世界で注目されている「オーガニックコスメ」に対応する製品の拡販に注力する。 【エコビジネスデータバンク】オーガニックコスメ向け天然由来材料供給強化 池田物産 目次 …

【サスティナブル】王子HDバイオマスプラスチック開発プロジェクト

王子ホールディングスがサスティナブル調達を活かしたバイオマスプラスチック開発事業に取り組む。このパルプ由来プラスチックの開発事業が環境省委託事業に採択された。今回はこの開発プロジェクトを詳細にご説明します。 【エコビジネスデータバンク】王子…

【ESG企業紹介】第4回 住友商事株式会社 (プラスチック環境対策推進タスクフォース立ち上げ)

二酸化炭素削減、廃棄プラスチック問題、海洋プラスチック問題の解決に取り組む日本の企業を紹介する企画の第4回目は環境対応ビジネスを強化し、プラスチック環境対策推進タスクフォースを立ち上げた住友商事株式会社を紹介したいと思います。 【環境ビジネ…

【NEDO】セメント製造工程でカーボンリサイクル技術確立へ

経済産業省はセメント製造工程の二酸化炭素再資源化(カーボンリサイクル)技術の開発に着手する。技術開発は新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称:NEDO)の交付金事業としてプロジェクトを実施。 【環境ビジネスデータバンク】セメント製造工程でカー…

【環境問題】新疆ウイグル自治区で生分解性プラスチックプロジェクト開始

新疆ウイグル自治区で大規模な生分解性プラスチックに関するプロジェクトが立ち上がった。今回はこのプロジェクトについて詳細にご説明します。 【環境ビジネスデータバンク】新疆ウイグル自治区で生分解性プラスチックプロジェクト 目次 プロジェクト内容 …

【ESG企業情報】第3回 株式会社ユポ・コーポレーション(環境配慮型合成紙)

二酸化炭素削減、廃棄プラスチック問題、海洋プラスチック問題の解決に取り組む日本の企業を紹介する企画の第3回目は環境負荷が少ない環境配慮型合成紙を製造・販売する株式会社ユポ・コーポレーションを紹介したいと思います。 【環境ビジネスデータバンク…

【新規技術】低エネルギーでアンモニア合成(東京工業大学)

東京工業大学科学技術創成研究院の原亨和教授、元素戦略研究センター長の細野秀雄栄誉教授らは50 ℃という低温条件下で水素と窒素からアンモニアを合成可能な新規金属触媒(Ru/CaFH)の開発に成功した。低温での反応が可能になったことで自然エネルギー用いた…

【環境問題】生分解性プラでレジ袋(凸版印刷、GSIクレオス)

凸版印刷株式会社とGSIクレオス株式会社が共同で生分解性プラスチックを用いたレジ袋の開発を発表した。上記レジ袋の販売を開始しており、環境対応製品として成長させていく予定だ。今回は凸版印刷社とGSIクレオス社との取り組みを詳細にご紹介します。 【環…

【新素材】古紙と生分解性プラスチックから新素材(カミーノ)

紙のサスティナブルな利用開発を行うベンチャー企業「株式会社カミーノ」が紙と生分解性プラスチックであるポリ乳酸(PLA)を複合化した低環境負荷材料「PAPLUS(パプラス)」を発表した。 【環境ビジネスデータバンク】古紙と生分解性プラPLAから新規材料 …

【環境問題】再生PETペレット事業へ参画(蝶理株式会社)

蝶理株式会社がリサイクルペレット事業に参画することを発表した。繊維用リサイクルペレット製造で国内最大手のウツミリサイクルシステムズと共同で事業を行う。今回はこの蝶理株式会社とウツミリサイクルシステムズのリサイクルペレット事業について詳細な…

【環境問題】カーボンリサイクルを世界に発信(NEDO)

経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称:NEDO)が水素閣僚会議に合わせて「カーボンリサイクル産学官国際会議」を開催した。二酸化炭素を再利用する「カーボンリサイクル」は日本が打ち出した概念であり、二酸化炭素を利用して環境影響を減…

【新規技術】藻類スピルリナのメッキで電磁波を吸収(パナック)

パナック社が藻類「スピルリナ」のらせん形状に注目し、スピルリナに金属メッキを施すことで電磁波を吸収する素材の開発を進めている。 【環境ビジネスデータバンク】スピルリナのメッキ 6G対応マイクロコイル 目次 パナック社紹介 新規技術「スピルリナのメ…

【ESG企業情報】第2回 東京産業株式会社(二酸化炭素削減レジ袋)

二酸化炭素削減、廃棄プラスチック問題、海洋プラスチック問題の解決に取り組む日本の企業を紹介する企画の第2回目は環境負荷が少ない包装資材(レジ袋等)の市場開拓を強化する東京産業株式会社を紹介したいと思います。 【環境ビジネスデータバンク】ESG企…

【環境問題】ヘンケル リサイクル性評価ソフトウェアを公開

ヘンケル社がプラスチックパッケージのリサイクル性を評価するソフトウェアを公開した。リサイクル性の高いプラスチックパッケージの開発につなげ、循環型経済(サーキュラーエコノミー)への貢献が期待される。 【環境ビジネスデータバンク】ヘンケル リサ…

コスメ分野に天然由来材料供給(ダイセル)

株式会社ダイセルが天然由来の1,3-ブチレングリコールを化粧品基材に供給することを発表した。現在、需要が拡大しているオーガニックコスメ市場を開拓する。また、同じくバイオマス由来材料である真球状の酢酸セルロース微粒子を開発し、コスメ市場にサンプ…

【海洋分解】三菱ケミカルHD フランスのバイオマスプラスチック製造社に出資

三菱ケミカルHDが乳タンパク質のカゼインを原料とした生分解性(海洋分解性)プラスチックを製造・販売するフランスのラクティプス社への出資を発表した。今回は出資発表に関して詳細な情報を提供します。 【環境ビジネスデータバンク】三菱ケミカルHD 乳タ…

【環境問題】CLOMAが海洋プラスチックごみ問題に具体的な行動計画発表

「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(略称:CLOMA)が海洋プラスチックごみ問題(マイクロプラスチック)解決にむけた行動計画を発表した。2050年までにプラスチック製品を100%リサイクルするためのロードマップを策定した。 【環境ビジネ…

【ESG企業情報】第1回 東京インキ株式会社(生分解性プラスチック供給堅調)

二酸化炭素削減、廃棄プラスチック問題、海洋プラスチック問題の解決に取り組む日本の企業を紹介する企画の第1回目は生分解性プラスチックマスターバッチを供給する東京インキ株式会社を紹介したいと思います。 【環境ビジネスデータバンク】ESG企業情報 第1…

【環境問題】発電所の二酸化炭素削減へ(トクヤマ)

環境問題解決のため、トクヤマが二酸化炭素削減に乗り出した。トクヤマはバイオマス(木質ペレット)と石炭との混焼発電設備を新たに導入し、二酸化炭素削減を行う。火力発電の二酸化炭素排出量を考慮すると、今回のバイオマス混焼発電設備の導入が与える環…

【SDGs】PETボトルリサイクル会社設立(協栄J&T環境)

プラスチックごみ問題を解決するため、PETボトルリサイクル会社が新たに設立した。ボトル・ツー・ボトルのリサイクル技術に期待する。 【環境ビジネスデータバンク】PETボトルリサイクル 目次 概要 新会社設立の背景 技術内容評価 関連記事 廃棄プラスチック…

【SDGs】化粧品向け植物由来原料供給へ(GSIクレオス)

生分解性樹脂「マタビー」の輸入代理店であるGSIクレオス社がSDGsの達成に貢献する新たな植物由来化粧品原料の供給を開始した。 NASAが注目する植物由来化粧品原料 GSIクレオス社はフランスのバイオテックマリン社の「セルトゾーム」から海洋植物(マリンプ…

【海洋分解】注目素材PHBHを鍵とした循環システム構築へ(カネカ)

海洋分解性を示す新規材料として注目を集めるPHBH(カネカ社)を鍵とした生産、利用、廃棄を循環させる新たな循環システム構築の実証事業が進んでいる。 今回は京都高度技術研究所(通称:ASTEM)がリーダーシップを取って進めているバイオマス由来プラスチ…

【サスティナブル】生分解性樹脂とセルロース複合化(王子ホールディングス)

王子ホールディングスが生分解性プラスチックとセルロースの複合化の上市を発表した。バイオマス材料であり、かつ生分解性を示すセルロースを添加した新たな材料を提案している。今回はこちらの新規サスティナブル材料をご紹介。 目次 技術開発背景 新規技術…

【SDGs製品】石油由来プラから紙製ラベルへ(リンテック社)

粘着紙や粘着材料の国内大手メーカーであるリンテック社がプラスチックフィルムを使用せずバイオマス粘着剤の導入を発表した。リンテック社が発表した紙製ラベル素材とバイオマス粘着剤について詳しく紹介します。 目次 従来ラベル素材の課題 新ブランド「PL…

【新規技術】廃棄プラスチックを発電燃料へ(東京理科大学 アクテイブ)

東京理科大学発ベンチャー企業であるアクテイブの提案した廃棄プラスチックを用いた発電技術について情報を纏めました。 目次 背景 新規技術 二酸化炭素排出量削減効果試算 技術内容評価 関連記事 ・新規海洋分解性プラスチック情報 ・室温条件で二酸化炭素…

【最新情報】生分解性樹脂PLA コロナ禍でも高成長

バイオマス由来生分解性樹脂として注目を集めるポリ乳酸(略:PLA)の最新情報を纏めました。 目次 PLAを取り巻く環境 化学品市場 環境ビジネスのトレンド PLA市場情報 PLAの課題 PLA今後の展開 技術内容評価 関連記事 ・新規海洋分解性プラスチック情報 ・…

【生分解性】化粧品原料の生分解性予測の開発へ(資生堂&NITE)

化粧品大手メーカーである資生堂と製品評価技術基盤機構(通称:NITE)は化粧品原料の生分解性を予測する方法の開発に向けて共同研究を発表した。化粧品の環境汚染が問題視され始めるなか、今回の共同研究により、化粧品原料の生分解性材料への切り替えが促…

【サスティナブル】原料バイオマス化技術確立(日本触媒)

日本触媒社は主製品となるアクリル酸エステルの原料を バイオマス原料に転換する新技術の開発を発表した。 原料のバイオマス化はSDGs達成に向けた挑戦となる。 アクリル酸エステル バイオ原料化 アクリル酸エステルはアクリル繊維、アクリルゴム、 接着剤等…