【SDGs製品】石油由来プラから紙製ラベルへ（リンテック社）
粘着紙や粘着材料の国内大手メーカーであるリンテック社がプラスチックフィルムを使用せずバイオマス粘着剤の導入を発表した。リンテック社が発表した紙製ラベル素材とバイオマス粘着剤について詳しく紹介します。
目次
従来ラベル素材の課題
従来ラベルは石油由来プラスチックを使用しているだけでなく、積層（複数の石油由来プラスチックを張り合わせた）フィルムを使用しているため、リサイクル性が低く、二酸化炭素排出源となっている。環境問題・SDGｓの観点からこうした石油由来プラスチックをバイオマス由来材料やカーボンニュートラル材料に置き換えていくことが必要不可欠である。
新ブランド「PLALESS」を展開
リンテック社は従来ラベル素材の課題を解決するため、木材パルプを原料とするセロハンを使用したラミネート素材も展開している。新ブランドとしてPLALESSを展開し始めた。紙製ラベル材料はクリーニング用耐洗紙の製造技術を応用している。木材パルプはバイオマス資源で最も量のある材料であり、供給量に問題は無い。
「PLALESS」の優位性
PLALESSは紙製でありながら耐水性を向上させており、印刷性も高い新規材料となっている。接着剤にもバイオマス率10の開発品を使用し、ラベルトータルで脱プラスチックのニーズに応えることが可能である。接着剤のバイオマス化は国内市場で需要が高まっており、今後成長が期待される新規材料である。
技術内容評価
【新規性】
★★★☆☆
【経済への影響度】
★★★☆☆
【SDGs貢献度】
★★★★☆
【実現性】
★★★☆☆
【投資対象度】
★★★☆☆
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外部リンク
・リンテック HP
・セロファン情報
https://note.com/nozkoh/n/n9a6eb36dd0fc
