エコビジネスデータバンク

バイオマスプラスチック、生分解性プラスチックを中心にエコマテリアル技術、開発動向を取り纏めた情報サイト。「バイオポリエチレン」「ポリ乳酸」「PHBH」などの注目素材を始めとし「紙製バリア材料」「リサイクル技術」等幅広い環境ビジネスの最新情報を届けます。

【ESG企業情報】第3回 株式会社ユポ・コーポレーション(環境配慮型合成紙)

 

 二酸化炭素削減、廃棄プラスチック問題、海洋プラスチック問題の解決に取り組む日本の企業を紹介する企画の第3回目は環境負荷が少ない環境配慮型合成紙を製造・販売する株式会社ユポ・コーポレーションを紹介したいと思います。

 

f:id:sa06ya26:20200928001818j:plain

【環境ビジネスデータバンク】ESG企業紹介 第3回 株式会社ユポ・コーポレーション

 

 

目次

 

 

株式会社ユポ・コーポレーションとは?

 

 株式会社ユポ・コーポレーションは1969年に王子ホールディングス株式会社と三菱ケミカル株式会社の折半出資により設立した合成紙に特化した企業です。世界各国に販売拠点を有し、売上高は150億円(2019年度)です。ユポ・コーポレーションの手がける合成紙「ユポシリーズ」は石油由来プラスチックであるポリプロピレン(略称:PP)と無機充填剤を主原料に用い、耐水性や耐久性に優れます。

 

 

環境配慮型合成紙「ユポグリーン」とは?

 

 環境配慮型合成紙「ユポグリーン」は「ユポシリーズ」に使用される石油由来プラスチックの一部をバイオマス由来プラスチックに置き換えた製品シリーズとなる。カーボンニュートラルの材料を使用することで二酸化炭素排出量削減に貢献することが出来る。「ユポグリーン」シリーズは「ウルトラユポFEBG3000」、インキ速乾タイプ「ウルトラユポ」、オフセットインキ対応「スーパーユポ」、グルーラベル用「アクアユポ」等幅広い需要に対応可能な環境配慮型合成紙をラインナップしている。

 

 

ユポ・コーポレーションの今後

 

 主力シリーズの「ユポシリーズ」に新たに環境配慮型の「ユポグリーンシリーズ」を加え、環境問題解決に貢献していくだろう。また、一部に留まっているバイオマス由来プラスチックの使用率を高め、完全カーボンニュートラル材料を開発することで、大幅な二酸化炭素排出量削減に期待する。

 

 

企業のESG評価

【環境問題解決性】

★★★☆☆

【経済への影響度】

★★★☆☆

SDGs貢献度】

★★★★☆

【安定性】

★★★☆☆

【投資対象度】

★★★☆☆

 

 

関連記事

 

 ESG企業情報第1回目 東洋インキ株式会社

 

 

ESG企業情報第2回目 東京産業株式会社

sa06ya26.hateblo.jp

 

 

発電所二酸化炭素排出削減(トクヤマ


 

廃棄プラスチックを用いた発電新技術

 

 

三井物産プラスチックの環境ビジネス強化に関する情報

 

 

PPHBH循環システムに関する情報


 

外部リンク

 

・株式会社ユポ・コーポレーション HP

https://japan.yupo.com/