【ESG企業情報】第1回 東京インキ株式会社(生分解性プラスチック供給堅調)
二酸化炭素削減、廃棄プラスチック問題、海洋プラスチック問題の解決に取り組む日本の企業を紹介する企画の第1回目は生分解性プラスチックマスターバッチを供給する東京インキ株式会社を紹介したいと思います。
目次
東京インキ株式会社とは?
東京インキ株式会社は石油由来の合成プラスチック用のマスターバッチ(カルピスの原液の様に、他プラスチックで薄めて使用する有効成分の濃度を高めたプラスチック混合物)メーカーのパイオニアとして知られている。高機能性マスターバッチを供給するだけでなく、近年ではバイオマス由来プラスチックや生分解性プラスチック用のマスターバッチを農業用材料向けに販売している。
さらに、東洋インキ株式会社はバイオマス由来プラスチック、生分解性プラスチック関連の製品で年率10%の成長を目指しており、ESGの観点からも今後の成長が見込める企業である。日本国内での生分解性プラスチック市場の中で3,200トンが農業用フィルムに使用されているが、東洋インキ株式会社はこの分野においても高いシェアを有する。
環境対応製品のラインナップは?
東洋インキ会部式会社はプラスチックごみ問題への対応として、プラスチック製品の長寿命化、省エネルギー化、リサイクル性向上を実現し得るマスターバッチの開発に取り組み、環境対応製品をラインナップしている。
生分解性プラスチック用としてはスリップ剤、核剤、アンチブロッキング剤等を配合したマスターバッチを販売している。
近年、クラリアント社から技術導入した液体上のマスターバッチもラインナップしており、固体のマスターバッチでは達成不可能な低添加率で高品質な製品設計に貢献している。
企業のESG評価
【環境問題解決性】
★★★★☆
【経済への影響度】
★★★★☆
【SDGs貢献度】
★★★★☆
【安定性】
★★★★☆
【投資対象度】
★★★☆☆
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外部リンク
・東京インキ株式会社 HP