デンプンベースのバイオマス由来プレポリマー「アジプレン・グリーン」を開発(ランクセス)
LANXESS(ランクセス)社がデンプンベースのバイオマスプレポリマー「アジプレン・グリーン」を開発した。環境問題や気候変動対策を目指す顧客獲得を目標に上市予定。今回は「アジプレン・グリーン」に関して詳細な情報を提供します。
目次
詳細内容
ランクセス社がデンプンベースのバイオマスプレポリマー「アジプレン・グリーン」を開発した。「アジプレン・グリーン」はMDIポリエーテルプレポリマーで、既存の石油由来のポリエーテルプレポリマーを代替することができ、耐久性の高いポリウレタンエラストマーの製造に適している。ポリウレタンはロールカバー、ホイール、コーティング、タイヤ等幅広い用途へ使用されるため、求められる強度に応じた「アジプレン・グリーン」の配合割合となるプレポリマーを製品としてラインナップする予定。
「アジプレン・グリーン」の特徴
「アジプレン・グリーン」はデンプン由来のプレポリマーを含有しているため、既存の石油由来プレポリマーと比較して二酸化炭素排出量を20~30%削減することが期待出来る。また、既存の加工設備(重合設備等)で従来の処理方法を使用することが出来るため、新規なプロセス改良や、特殊な条件設定を行う必要が無い。
技術内容評価
【新規性】
★★★☆☆
【経済への影響度】
★★★☆☆
【SDGs貢献度】
★★★☆☆
【実現性】
★★★★☆
【投資対象度】
★★★☆☆
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外部リンク
ランクセス社 HP
ランクセス社 株価情報
https://www.bloomberg.co.jp/quote/LXS:GR
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