環境省・経産省2016年度の温室効果ガス排出量を公表
環境省と経済産業省は温暖化対策対策推進法に基づく2016年度の温室効果ガス排出量の集計結果を公表した。
2016年度は二酸化炭素(CO2)排出量換算で6憶8,112万t/yearと算出され、3年前の2013年度の6億9,461万t/yearと比較して1,349万t/year減少した。
排出ガス種別に分類すると
二酸化炭素(エネルギー起源)・・・・・6憶616万t/year
二酸化炭素(非エネルギー起源)・・・・5,385万t/year
二酸化炭素(廃棄物)・・・・・・・・・944万t/year
一酸化二窒素・・・・・・・・・・・・・618万t/year
全体の89%がエネルギー起源由来の二酸化炭素であることが明らかとなった。
また、特定事業所排出者の排出業種を調査すると
製造業の排出が4憶8,901万t/yearと二酸化炭素(エネルギー起源)の81%を占め、化学工業業界が7,371万t/yearと多くを占めていた。
今後、化学業界(製造業)は二酸化炭素排出量を削減し、原料のバイオマス化、マテリアルリサイクルが求められる。
非常に難しい課題となるが、環境対応型の経営を進めた企業が生き残っていくだろう。
リンク
環境省_2016年度(平成28年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について